即位・儀式の美/平安王朝文化絵巻

平成最後のお正月。歴史の節目に先立ち、
即位式や宮廷行事で着用される正装に関する資料展示をはじめ、
日本文化の原点ともいえる『源氏物語』の優雅なる平安文化の彩りをご堪能ください。

1月2日(水)〜15日(火)
10:00〜20:00 入場無料(最終日は10:00~17:00)
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即位・儀式の美

歴史の節目となる来年の5月に先立ち、天皇即位に関する様々な資料展示を行うと共に、正月の宮廷行事などで着用される「正装」の変遷をご紹介します。ミニステージでは、雅楽の演奏や十二単の着付け解説など有識者を招いた日本文化に関するトークショーも開催します。

※写真は昨年度の様子です

◆ 即位の美・儀式の美

古代から近代まで「ハレ」の日の正装・晴れ着の変遷。奈良時代から近代まで、国の重要な「儀式」において用いられた「正装」の変遷をたどりながら、その時々における日本人の美意識の変化をお楽しみください。

◆ 御大礼とは・御大礼の佩用物

天皇の代が替わることで時代の節目としてきた我が国において、践祚に伴う「即位礼」と「大嘗祭」は最重要行事と位置付けられ、この二つの儀式を合わせて「御大礼」と称されます。ここでは御大礼で用いられる様々な佩用物をご紹介します。

◆ 大正御即位式模型

大正天皇の即位礼が行われた紫宸殿及び南庭の様子を模型で再現します。大正天皇の即位礼は、明治42年(1909)に制定された登極令による最初の大礼でした。登極令は明治天皇が示された「伝統」と「革新」を踏まえて、近代にふさわしい皇位継承儀礼として整備されたものです。大正御即位礼に垣間見える、近代の日本の伝統と革新のあり方を、ぜひ御覧ください。

◆ 即位式の旙(実物大)

即位式に用いられた旙を実物大の大きさで展示いたします。旙は即位礼の装飾として古くから用いられてきましたが、中国の形式を模倣したもので、明治天皇の即位礼の際に日本独自のものに改められました。以降、明治42年(1909)に制定された登極令に従い、大正天皇の即位礼より今日に伝わる諸種の旙を立てるようになりました。

◆ 御大礼装束展示

平安時代から孝明天皇の御代(1847~66)まで、天皇の即位式における装束は礼服として袞冕十二章の御服が用いられていましたが、明治天皇の時より黄櫨染の御袍を用いられることとなりました。この展示では御大礼の際に着用される天皇、皇太子の御装束や、御大礼に伴う宮中の儀式で陪膳などを行う女官が着用する装束をご紹介します。

平安王朝文化絵巻

日本文化の原点ともいえる『源氏物語』に描かれた牛車の登場などの名シーンを等身大の人形で再現します。他にも、『源氏物語』の絵巻再現や紫の上と光源氏の住まい"春の町"の再現模型展示など平安文化の彩りとともにその世界観を紹介します。また、専門家による解説ツアーを予定しています。

※写真は昨年度の様子です

◆ 貴族の乗り物 牛車
 『源氏物語』「葵」の巻より 賀茂祭

貴族の乗り物である牛車。『源氏物語』の中にもしばしば登場する牛車の場面の中でも特に知られているのが「車争い」の場面ですが、今回はその車争いが描かれた「葵」の帖から「賀茂祭」のエピソードを抽出して実物大の牛車を使った再現展示を行います。

◆ 源氏物語の世界へようこそ
 六條院 春の御殿 王朝貴族たちの優美な生活

『源氏物語』で描かれる主人公・光源氏の広壮な邸宅・六條院。春夏秋冬の四季に割り当てられた四町で構成される六條院の中の、源氏と紫の上が住んだ「春の御殿」を1/4スケールで再現したものをご覧いただきます。『源氏物語』に記された「春の御殿」の様々なエピソードの立体再現展示を通じて、平安時代の王朝文化の優美な生活の息吹を体感して下さい。

◆ 『類聚雑要抄』に見る平安時代の室礼
 『源氏物語』に描かれた王朝人の暮らしを知る

『類聚雑要抄』とは、平安時代後期にまとめられ、儀式用に貴族の邸宅及び文箱・膳部・几帳などの調度家具類を明確に分類図解した書です。 『類聚雑要抄』の室礼から『源氏物語』に描かれた王朝人たちの暮らしを原寸大サイスで再現します。

◆ 源氏物語と和歌

『源氏物語』には795首の和歌が登場します。ここでは『源氏物語』の主人公・光源氏が詠んだ和歌の一部をご紹介するとともに、『源氏物語』にも頻繁に登場する文のやりとりに関する展示を行い、平安貴族の教養や嗜みを演出する文物を紹介します。